京都市で外壁の塗り替えを考えている方に向けて、市の助成金・補助金を1件ずつ調べた結果と、見積書の見方、業者の確かめ方をまとめました。当サイトは特定の業者をおすすめしたり、順位をつけたりしません。
京都市に外壁塗装で使える助成金・補助金はあるか
京都市が公開している住宅関係の支援制度18件を2026年9月7日に1件ずつ確認したところ、外壁の工事が補助の対象になる制度が1件見つかりました(指定京町家改修補助金)。対象になる住宅や工事の条件は制度ごとに違うので、自分の家が当てはまるかを必ず確認してください。
この制度は、公式ページの記載が「外壁の改修」までで、塗装が含まれるかを読み取れません。塗り替えに使えるかどうかは、担当部署へお問い合わせください。
制度名・補助率・対象工事・担当部署・公式ページは京都市の外壁塗装に使える助成金・補助金にまとめています。
| 制度名 | 補助率・補助額 | 外壁塗装の扱い | 出典 |
|---|---|---|---|
| 指定京町家改修補助金 | 補助率は、京町家条例に基づく指定地区内の京町家が2/3、個別指定京町家が2/3(景観重要建造物は3/4)。補助金限度額は、指定地区内の京町家が200万円(特別外観工事を行う場合は500万円)、個別指定京町家が500万円。内部工事と設備工事等の補助金額は、指定地区内の京町家は合計100万円、個別指定京町家はそれぞれ120万円が上限 (2026年9月25日に公式の資料で確認) |
外壁の改修が対象(塗装の明記なし) | 公式ページ |
| 「まちの匠・ぷらす」京町家・木造住宅 耐震・防火改修支援事業(令和8年度) | ・補助率:80% ・補助限度額 <本格改修> 木造住宅 200万円/戸 (耐震改修後の構造評点により異なる) |
外壁塗装が対象か明記なし | 公式ページ |
| いきいきハウジングリフォーム(京都市重度障害者住宅環境整備費助成事業) | 生活保護世帯及び市町村民税所得割非課税世帯:助成率4分の4 → 住宅改造:上限50万,移動設備設置:上限65万 市町村民税所得割課税世帯(所得割額235,000円未満):助成率4分の3 |
外壁塗装が対象か明記なし | 公式ページ |
| 京都市被災者住宅再建等支援制度 | (基礎支援金)5万円 (加算支援金)被災住宅の再建に要した経費の3分の1(上限あり) ※再建に要した経費が45万円未満の場合は、要した経費の全額を補助します。 |
外壁塗装が対象か明記なし | 公式ページ |
| 分譲マンション耐震化促進事業(令和8年度) | 〈診断〉 又は②のいずれか少ない額 耐震診断に要する費用の3分の2 |
外壁塗装が対象か明記なし | 公式ページ |
| 木造住宅及び京町家の耐震診断士派遣事業(令和8年度) | 無料 | 外壁塗装が対象か明記なし | 公式ページ |
| みやこ杣木普及促進事業補助金 | ・住宅等:2分の1以内(上限16万円) ・店舗等:2分の1以内(上限160万円) |
外壁塗装が対象か明記なし | 公式ページ |
| 京都市介護予防安心住まい推進事業 | 補助対象工事に要する費用に3分の2を乗じた額(上限16万円。1,000円未満は切り捨て。予算の範囲内で補助) | 外壁塗装が対象か明記なし | ― |
| 京都市分譲マンション管理アドバイザー派遣制度 | 派遣先管理組合の自己負担:アドバイザー1人・1回・90分で2,000円。最大4回まで | 外壁塗装が対象か明記なし | 公式ページ |
| 伝統的建築物群保存等事業 | 伝統的建造物群保存地区内の伝統的建造物 → 補助率5分の4 その他の建物 |
外壁塗装が対象か明記なし | 公式ページ |
| 個別指定京町家維持修繕補助金 | 補助対象費用の1/2かつ上限額20万円 | 外壁塗装が対象か明記なし | 公式ページ |
| 土砂災害特別警戒区域内建築物安全対策補助事業 | 補助率:23% 補助限度額:966千円/棟 |
外壁塗装が対象か明記なし | 公式ページ |
| 歴史的町並み再生事業 | 2/3または1/2 制度や建造物の様式によって異なる |
外壁塗装が対象か明記なし | 公式ページ |
| 雨水浸透ます設置助成金制度 | ・雨水浸透ますを新たに設置する場合 1基につき25,000円 ・雨水浸透ますに取り替える場合 1基につき(設置工事費用上限70,000円+付帯工事費用上限30,000円) ※それぞれ、1つの建築物につき4基まで助成対象 |
外壁塗装が対象か明記なし | 公式ページ |
| 雨水貯留施設設置助成金制度 | 1基につき、購入及び設置工事費用の4分の3 ※上限額37,500円(ただし、設置工事費用の上限10,000円) (1つの建築物の敷地内に4基まで助成対象) |
外壁塗装が対象か明記なし | 公式ページ |
| 京都市空き家活用・流通支援専門家派遣制度 | 無料 | 対象工事は別のものと確認 | 公式ページ |
| 京都市吹付けアスベスト除去等助成事業 | 含有調査:10/10(上限額25万円) 除去等工事:工事に係る費用の3分の2(上限額100万円) |
対象工事は別のものと確認 | 公式ページ |
| 水洗化工事に関する助成制度 | ◆水洗便所設置奨励金 (給付) <くみ取便所からの改修> 26,000円(貸付金を借りないで水洗便所に改修した場合) |
対象工事は別のものと確認 | 公式ページ |
この表には、住宅リフォーム推進協議会の支援制度データベースに京都市の制度として登録されているものをすべて載せています。介護保険の住宅改修や下水道の接続など、外壁の塗装とは目的が違う制度も含まれます。ただし、公式ページに「外壁の塗装は対象外」と書かれていない制度を、当サイトの判断で対象外にはしていません。
助成金・補助金は年度ごとに新設・終了があります。京都府のほかの市区町村についても、同じ方法で調べた結果を公開しています。京都府で外壁塗装に使える助成金・補助金がある市区町村一覧と、全国の一覧にまとめています。
京都市の気候と、塗り替えの日程
外壁の塗装は、塗料を塗ってから乾かす工程を3回くり返します。雨の日と、気温や湿度が塗料の指定を外れる日は作業ができません。工期は天気に左右されるので、地域の気候が日程に直接効きます。
| 年間降水量 | 1,522.9 mm |
|---|---|
| 年間日照時間 | 1,794.1 時間 |
| 年平均気温 | 16.2 ℃ |
| 年間降雪の深さの合計 | 15 cm |
| 日照時間がもっとも短い月 | 2月 |
京都市で日照時間がもっとも短いのは2月です。雨の多い時期を外して日程を組むと、工期が延びにくくなります。見積もりの段階で、雨で工事ができなかった日をどう扱うかを確認しておくと、後から揉めにくくなります。
見積書で確認すること
住宅リフォーム・紛争処理支援センターに寄せられた戸建住宅の見積書(2024年度・189件)では、工事金額が100万円超200万円以下のものが35.4%で最も多くなっています。これは外壁塗装だけの金額ではなく、相談に寄せられた見積書の集計です。外壁塗装の費用を公的に集計した統計はありません。
金額そのものより、見積書の内訳が確かめられる形になっているかを見てください。内訳の見方と、諸経費の割合の実データは地域別の外壁塗装ガイドにまとめています。工事費と材料費がこの5年でどれだけ上がったかは外壁塗装の相場で公表値を示しています。
見積もりは複数社から取る
外壁塗装は、同じ家・同じ工事でも見積書の書き方が業者ごとに違います。1社だけの見積書では、その金額が高いのか安いのかを判断する材料がありません。複数の業者から見積もりを取り、工事の範囲と数量が同じかどうかを見比べてください。
比べるときは、金額の合計ではなく内訳の行が揃っているかを見ます。足場・高圧洗浄・下地補修・下塗り・中塗り・上塗り・付帯部の塗装・廃材処分など、どれかが片方の見積書にしか無いことがあります。その場合は、安いほうが工事の範囲を狭く見積もっている可能性があります。
一度の入力で複数社へ依頼できるサービス[PR]
自分で1社ずつ探す代わりに、一度の入力で複数の業者へ見積もりを依頼できる無料のサービスがあります。次の4つは当サイトが広告として掲載しているものです。並び順は対応できる地域の広い順で、当サイトが優劣をつけたものではありません。
- 全国の600社を超える塗装店から適切な業者をご紹介【外壁塗装セレクトナビ】

サフタが運営し、全国を対象にしています。申し込みのあとに本人確認の連絡が入ります。 - 優良業者から外壁塗装の見積比較ができる「プロヌリ」
じげんが運営し、全国を対象にしています。築8年未満の家と、工事の予定が1年以上先の場合は対象外です。 - 外壁塗装パートナーズ

ソーラーパートナーズが運営し、紹介先を自社施工の会社に限っています。北海道は対象外です。 - 後悔しない業者選びなら!リフォーム簡単見積もりサイト【Re:est】

リフォーム会社のニッカホームが運営し、外壁塗装も対象です。同社の店舗がない地域は受け付けていません。
いずれのサービスも、申し込みのあとに電話でのヒアリングがあります。連絡の取れる時間帯を入力欄に書いておくと、やり取りが短く済みます。
訪問販売と「点検商法」の相談は多い
国民生活センターに寄せられた点検商法の相談は2024年度19,249件、2025年度19,696件でした。訪問販売によるリフォーム工事の相談は2024年度9,839件です(いずれも2026年5月31日現在の集計。屋根工事・壁工事・増改築工事・塗装工事・内装工事の合計を集計したもの)。
「近くで工事をしている」「屋根が浮いている」と言って訪ねてくる勧誘の手口と対処は、地域別の外壁塗装ガイドにまとめています。
業者が建設業の許可を持っているかは、誰でも調べられる
国土交通省の建設業者・宅建業者等企業情報検索システムで、商号や所在地から建設業の許可を受けている業者を検索できます。許可番号・許可年月日・許可を受けている業種(塗装工事業など)が確認できます。
ただし、許可が無いことがそのまま問題というわけではありません。建設業法施行令第一条の二は、許可が要らない「軽微な建設工事」を「工事一件の請負代金の額が五百万円(当該建設工事が建築一式工事である場合にあつては、千五百万円)に満たない工事」と定めています。住宅の外壁塗装はこの範囲に収まることが多く、許可を持たずに請け負っても違法ではありません。
同条は、同一の建設業を営む者が工事の完成を二以上の契約に分割して請け負うときは、各契約の請負代金の額の合計額とするとも定めています。工事を複数の契約に分けても、合計額で判断されます。
関連ページ
出典
- 公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住宅相談統計年報2025」(2024年度)
- 独立行政法人 国民生活センター「訪問販売によるリフォーム工事・点検商法(各種相談の件数や傾向)」(2026年5月31日現在の集計)
- e-Gov法令検索(昭和三十一年政令第二百七十三号)「建設業法施行令 第一条の二(軽微な建設工事)」(条文)
- 国土交通省「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」(月2回更新)
- 気象庁「過去の気象データ 平年値(年・月ごとの値)」(1991〜2020年の平年値)
当ページの内容は2026年9月10日時点で上記の出典を確認したものです。助成金・補助金は年度ごとに内容が変わり、統計は公表のたびに更新されます。申請や契約の前に、必ず出典元の最新の内容をご確認ください。
当サイトは自治体・塗装業者の公式サイトではなく、公表されている情報をもとに第三者がまとめた情報サイトです。見積もり・工事は施工業者へ、助成金の申請は各自治体の担当窓口へお問い合わせください。